皆さんこんにちは!マジシャンのオイルです。
僕は静岡県を中心に結婚式や各種パーティーなどの出張ショーをメインに、企業向けセミナーやマジック指導など、手品に関わるいろいろなことを仕事にしているプロマジシャンです。
このコラムでは、日々のお仕事や家庭でのコミュニケーションを円滑にするためのちょっとしたヒントやテクニックを、僕の普段のパフォーマンスで経験したエッセンスを交えながら皆さんにお届けしていこうと思っています。
とは言っても毎日ハッピーに過ごすことは文面ほど簡単ではありませんよね。仕事のトラブルで気分が落ち込んだり、対人関係でストレスが溜まったりと日々の生活の中にはたくさんのネガティブ要因が潜んでいます。それに対して皆さんはどのように自分の心をケアされていますか?
ストレスの発散のために趣味に没頭したり、仕事に打ち込んだりと色々と方法がありますが、今回は僕が普段使っている自分の心を守る「メンタルケア」をご紹介していこうと思います。
自分の心を乱す原因は大きく分けて2つあります。それは自分が起こしたこと、自分以外の周りが起こしたことです。そのどちらにも同じように対処できる方法があります。それは僕の座右の銘でもある、
「こぼれたミルクを嘆くなかれ」です。
なんのこっちゃだと思いますので、今回はD・カーネギーの著書「道は開ける」よりエピソードを添えてご案内していきます。登場人物は高校生のアレン・サンダース。そしてこのメッセージの伝道師が「ポール・ブランドワイン先生」です。
ある朝のこと、私たちのクラスが科学実験室に集まったとき、すでにポール・ブランドワイン先生がいて、先生の机の端にはミルクの瓶が置いてありました。私たちは席についてから、そのミルクをながめては、いったいこの授業(衛生学)とミルクとどんな関連があるのだろうと考えていました。そのとき、先生は突如として立ち上がり、ミルクの瓶を流し台に「ガチャン」と投げ込むと、こう叫びました。
「こぼれたミルクを悔やんでも無駄だよ!」
先生は私たちを流し台のところに呼んで、瓶の破片を見ました。
「いいかね、よく見ておくのだよ。君たちにこの教訓を一生のあいだ覚えておいてほしいので。あのミルクは配水管の中へ流れてしまった・・・。君たちがいくら騒ごうと悔やもうと、一滴も取り戻すことはできない。もう少し慎重な配慮をすれば、あのミルクをこぼさずにすんだかもしれない。けれども、もう手遅れなのだ。私たちにできるのは、あのミルクを帳消しにしてしまって忘れること、そして次の問題に取りかかることなのだ」。
アレン・サンダースが高校生活で学んだもののうち、これほど実生活で役立つものはなかったと語っています。その教訓によって、まずミルクをこぼさないように気をつけること、もしこぼれて配水管に流れてしまったら、完全に忘れてしまうことを学びました。
皆さん、いかがでしたでしょうか?
え?そんな簡単なこと?と思われた方もいるかもしれません。
僕はこの数年間、自分にとって悪いことが起きたと感じたときは、毎回このミルクを思い出すようにしています。この教訓のように、完全に忘れ去ることはまだできませんが、「取り返しがつかない事実」を認めることによって、対処が前向きになってくることは確かです。今やるべきことは自分のミスを悔やむことではありません。どうやって新しいミルクを手に入れるか、ミルクの代替品はないのかが現実の課題なのです。それを明確にしてくれるとても心強いメッセージだと思っています。
失敗は誰にでもあります。でもそれを悔やんでるだけでは何も生まれません。ミスはさっさと忘れて自分をパワーアップさせることに専念していきましょう!
今回のコラムで少しでもあなたの心を救うきっかけになれたら幸いです。
ではまた!
オイル
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