カラコロコラム【パニック症について】

こんにちは、富士宮市小泉
『カラコロ健康ラボ』の成瀬です。
カラダとココロの健康に関する情報をお届けします。

4月は環境が変わることが多いため、ストレスも多なる時期といわれています。
例えば、「新しい会社に就職した」、「新しい部署に異動した」、など自分自身の環境の変化によるストレスもありますが、
「新しい人が、自分の部署に入ってきた」、「上司が変わった」、「子供が新たな学校に進学しPTA活動をしなければならくなった」など、
自分の周りの環境が変わることで受けるストレスも多くあります。

そして、ストレスがだんだんと溜まってきた5月、6月は、パニック症状が強くなったり、
首、肩、腰が痛くなったり、頭痛になったり、めまい、耳鳴りが酷くなったりと、様々な症状が出てきます。
今回は、この中から「パニック症」について説明していきます。

【パニック障害とはどんな病気?】

初めてパニック発作を経験した人は、「このまま死んでしまうのではないか」 という恐怖感を抱くといわれます。
パニック障害には主に「パニック発作」「予期不安」「広場恐怖」の3つの症状があります。

パニック発作はパニック障害の中心的症状で、強烈な不安や恐怖感を伴います。
特に誘因なく急に動悸、発汗、呼吸困難、ふらつき、吐き気、冷感などの身体症状が出現し、
それを何回も繰り返します。発作は、多くの場合、5~20分ぐらいでおさまり、身体的な検査では異常は見つかりません。

予期不安は、パニック発作を一度経験して、あの恐ろしい発作がまた起きるのではないかという不安感が生じることです。
パニック発作にはこの予期不安が必ず伴い、発作を繰り返すごとにこの不安がさらに強くなっていき症状を悪化させていきます。

広場恐怖は、繰り返しパニック発作を起こした方が、以前に発作を起こした場所や、
発作が起きた時にすぐに助けを得られいような場所を恐れることです。
その結果、パニック症の方はこれらの場所や状況を避けるようになり、一人で外出できなくなるめ、社会生活に支障が生じます。

【パニック障害になりやすい人は?】
パニック障害は 女性が男性に比べ2倍の確率でなりやすいと言われています。
年齢的には20代~30代の女性に多く見られます。
生理前や更年期にパニック発作が起きやすいという女性も少なくないのは、
女性ホルモンも何らかの形で関与しているのかもしれません。

一概には言えませんがパニック障害になりやすいタイプには、
まじめでひたむき、こだわりが強いといった性格の人が多いようです。

【パニック障害の一般的な治療方法とは?】
現在、パニック障害の改善として一般的な病院で行われているのは、
① 薬物療法 と②認知行動療法です(といってもほとんどが薬物療法です)。

薬物療法で用いる主な薬には、抗うつ薬と抗不安薬があります。
抗うつ薬は、うつ病の治療薬ですが、不安にも効果があるためパニック障害のような不安障害にも使用されます。

認知行動療法とは、私たちのものの考え方や受け取り方に働きかけて、気持ちを楽にしたり、
行動をコントロールしたりする治療方法です。
ここで注意をしなければいけないのは、
パニック障害は、薬だけ飲んでいて自然と治ってしまう問題ではないということです。

薬により症状がやわらげながら、今の生活を維持している方がほとんどですが、
中には会社を休職したり、学校に行けなくなってしまったりする方もいます。
薬は、症状をやわらげることには効果的です。
しかし、不安などの症状を軽くする対症療法であり、パニック症自体を根本から治す根治療法ではないのです。

では次に、パニック障害に対して、当ラボではどのように考えているのかをお伝えいたします。

【当ラボが考えるパニック症の原因とは?】
脳の中では、情報を伝達するためにさまざまな神経伝達物質が働いています。そのうちのセロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンというの神経伝達物質がパニック症と関係していると考えています。この3つの神経伝達物質の中でも特に、パニック症と関係が深いのがセロトニンです。

腰痛、頚部痛、頭痛、体の歪みなどの身体的ストレス、人間関係などの精神的ストレスは、脳にストレスを与えます。ストレスを受けた脳は機能が低下し、セロトニンなどの神経伝達物質の分泌を減少させることにより、パニック症になると考えています。また、たんぱく質や鉄分などの栄養不足が原因で、脳内で神経伝達物質が作れずに、パニック症などになるケースもあります。

では、どのようにしたら症状がラクになるのでしょうか?

【パニック症を楽にする方法とは?】
上述のように、当ラボでは以下の4つの問題がパニック症と関与していると考えています。
1 身体の歪みなどから起こる痛みによる身体的ストレス
2 人間関係などから起こる精神的ストレス

3 脳内神経伝達物質(特にセロトニン)の分泌減少
4 栄養不足(女性の場合は、特にたんぱく質、鉄分)

時々、腰痛や頚部痛などが辛くなり、治療院や整体、マッサージを受けることにより、
パニック症状も楽になる方がいます。これは、4つの問題の中の一つ、「身体的ストレス」が軽減されたためだと考えられます。

 では、ここから自分でできるパニック症を楽にする方法をお伝えいたします。

 

まず1つ目は、腰痛や肩こりなどの身体症状を軽くすることです。
腰痛のセルフエクササイズについては、前回、前々回のコラムにありますのでご参照ください。
※体を反らした時の腰痛:https://link-town.jp/11056/
※体を曲げたときの腰痛:https://link-town.jp/10498/

 2つ目は、脳内神経伝達物質のセロトニンを活性化させることです。
そのためのポイントが2つあるのでお伝えいたします。

 日の光を浴びる

日光浴はセロトニンを活性化させてくれます。直射日光でなくても効果はありますので、
普段家や会社の中にいてほとんど日の光を浴びていないような方は、意識して日光浴をして下さい。

 リズム運動を行う


リズム運動とは、ウォーキングやジョギング、腹式呼吸、咀嚼(ガムを噛むなど)などがあげられます。
これらは日の光を浴びながら行うことで、より効果的な運動となりますが、注意が2点あるので守ってください。
1つは、リズム運動に集中するということです。
ウォーキングといっても友達としゃべりながらとか、犬と散歩しながらといった、「ながら運動」はダメです。
2つ目は、やりすぎないというとです。
ストレスは脳の機能を低下させてしまいますので、最初は物足りない程度の運動量から始めて下さい。

3つ目は、栄養の改善です。



白米やラーメン、パスタなどの炭水化物、ケーキなどの甘いお菓子などの糖分、
コーヒーなどのカフェインの入った飲み物などを、日常的に多く摂取している方は注意が必要です。
また、バランスよく食事をとっているという方でも、たんぱく質や鉄分が不足している方がほとんどです。

毎日の食事で、白米などの主食を半分にし、
お肉や卵などのたんぱく質を積極的に摂るように心がけてください。また、ケーキやお菓子などの糖分、
コーヒーなどのカフェインは減らしましょう。
食事だけでは栄養が取り切れない方は、サプリメントなども補助的に摂取してみてください。

【最後に】
当ラボでは、
1 施術による、体の歪み、身体的ストレスの改善

2 オーダーメイドインソールによる体の歪みの改善

※インソール効果についての参考URL
http://karakoro-lab.com/archives/1826
http://karakoro-lab.com/archives/1072

3 セロトニン活性療法による、セロトニン分泌活性化

※参考URL http://karakoro-lab.com/serotonin

4 質的栄養の改善指導

の4本柱でパニック症が楽になるように導いています。

このように、パニック症状を楽にする方法は一つではありません。
多角的に対応することで、より元気になっていきます。
病院では主に薬物療法を中心に治療をしてきたが効果が実感できない方、なかなか良くならず、
本当に良くなるのか?不安な気持ちでいっぱいの方は、是非ご相談ください。
※パニック症の参考URL http://karakoro-lab.com/panic

※質問や聞きたいテーマなどがありましたら、
下記のメールアドレス宛にご連絡ください。

 

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カラコロ健康ラボ 所長 成瀬友貴
富士宮市小泉544‐2
TEL/FAX 0544-57-9019
HP:http://karakoro-lab.com/
E-mail:karakoro.lab@gmail.com
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