皆さん、こんにちは。カラコロ健康ラボの成瀬です。
このコラムでは、カラダとココロの健康に関する情報を発信していきます。
前回は猫背から起こるカラダの問題についてお話しさせて頂きました。
今回は、猫背、いわゆるカラダの歪みが、自律神経にも影響を与えることについて書かせて頂きます。
まず、自律神経にトラブルが起こると、どんな症状が現れるのでしょうか?
大きく分けると身体的症状と精神的症状の2つに分けられます。
身体的な症状としては、慢性的な疲労、だるさ、めまい、偏頭痛、動悸、ほてり、不眠、便秘、 下痢、耳鳴り、手足のしびれ、口や目などの渇き、頻尿、残尿感など、、、
精神的な症状としては
イライラ、不安感、疎外感、落ち込み、やる気が出ない、憂鬱になる、感情の起伏が激しい、あせりを感じるなど、、、
このように、自律神経症状は実に多彩な症状を引き起こします。
あなたは、どうですか?
当てはまる症状がありましたか?
2個以上の症状が当てはまる方は、自律神経が乱れている可能性があります。
では、自律神経はなぜ乱れてしまうのでしょうか?
一般的に、自律神経を乱す原因はストレスだといわれています。
皆さんはストレスと聞くと精神的ストレスを思い浮かべると思いますが、
これはストレスの一つにすぎません。
ストレスは大きく4種類に分類されます。
①精神的ストレス(不安、怒り、マイナスな感情など)
②構造的ストレス(骨のゆがみ、姿勢の悪さ、歯のかみ合わせなど)
③化学的ストレス(栄養の過不足、添加物、薬、電磁波など)
④環境によるストレス(暑すぎる、寒すぎるなどの温度変化)
このうち、猫背などの不良姿勢は、②の構造的ストレスに当たります。
構造的ストレスは、骨や筋肉などの構造的なバランスが崩れることで起こるストレスです。
骨盤・背骨などの骨のゆがみや猫背などの不良姿勢は、人間の脳に
ストレスを与え、脳内ホルモン(神経伝達物質)のバランスを乱します。
その結果、自律神経が乱れるのです。
この時のキーワードとなる、脳内ホルモンは、“セロトニン”です。
“セロトニン“は脳内の神経伝達物質のひとつで、興奮した時に分泌
される「ノルアドレナリン」や「ドーパミン」の働きを調整し、
気持ちを安定させてくれることから、「幸せホルモン」とも
呼ばれています。
“セロトニン”はストレスにより、分泌量が少なくなります。
セロトニンの減少はうつ病と関係していることは医学的にも知られて
いますが、それ以外にも、睡眠、初期認知症、スポーツのいわゆるゾーン
の状態、幸福感、精神の安定、ストレスの抑制、偏頭痛等と関係のある
ことがわかってきています。
つまりセロトニンが安定して分泌される事で、脳内ホルモンバランスが
調整され、気持ちや身体を安定した状態に保ってくれるのです。
では、この“セロトニン”はどのようにしたら、安定して分泌させる
ことができるのでしょうか?
次回は、セロトニンの活性化方法について説明いたします。お楽しみに❗
投稿者プロフィール
最新記事一覧
暮らしに役立つコラム2018年12月5日カラコロコラム【幸せホルモンの分泌方法】
暮らしに役立つコラム2018年11月2日カラダとココロが元気になる!成瀬友貴
暮らしに役立つコラム2018年10月11日カラダとココロが元気になる! 成瀬友貴